2020年上半期振返り 其の①

あれだけ私達を苦しめ、太らせた「コロナ禍」も
数年前の出来事のように感じられるここ深センです。
皆様如何お過ごしでしょうか?

半年ばかり放ったらかしていたこのブログ。
あまりにも衝撃の毎日で、記憶がすっぽり抜け落ちている感も
ありますが、皆様に遅ればせながら報告しないといけない事も
御座います。思い出すのも嫌ですが振り返って見たいと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、
2019年12月末をもちまして、
酒菜屋、脆脆、Itali-anは閉店致しました。
20年に渡る皆様のご愛顧、感謝の思いしかありません。

閉店に至る理由を皆様コロナと思ってらっしゃいますが、
真相は「マンションオーナー会の暴走」でした。
まさに「中国あるある」です。

公安局の隣りにあるマンションの入口。
お客様は皆、ここからお店に来られます。
「大動脈」「太古の昔から普遍の領土」みたいなものです。
それがですね…

2019年11月頃でしょうか。
妙にお昼のお客様が減ってきて、合間に外を覗くと…

まさに「墨俣の一夜城」
住人カードを持つものしか入ることを禁じられてしまいました。
交渉に交渉を重ねましたが、「大家会で決まったこと」と
中国政府のような対応。
ちなみに大家会の会長はドラッグ中毒で逮捕歴のある強者です。
(最近お亡くなりになられたと聞きました。合掌)
うちの物件の大家さんは、地下1階から4階までの大オーナー。
其のオーナーが交渉しても「数の論理で」太刀打ちできず。
(多数決とは意外と民主的なんですね。)

「よそ者が入ってこられない、安全で高級感溢れるマンションにし
資産価値を高める」というのが大義名分らしいですが。
それまで、何をしても失敗していたこの物件を、長期契約で借り
日本の皆様も多数、入居され、家賃の上昇にも大貢献し、
知名度のアップに多大な貢献をした筈なのですが…

入り口ない物件で営業活動は不可能。
ちょうど8年契約も数ヶ月で満了というタイミングでしたので、
大家さんに契約遵守違反という事で残念ですが返却致しました。
ちなみにうちの大家さんは、若いのに親身になってくれる「良い人」です。

20年を迎え、キャンペーン準備をしていた矢先で、
残念無念の決断だったのですが、
この後襲ってくる「コロナ禍」で
思い出も何もかも「ぶっ飛び」
今になっては、皆から「大英断」「神懸かり」と言われ
自分でも、ここ10年の一番の大ヒット決断という事に。

大家会の皆様に感謝です。
封鎖されてなければ、間違いなく木っ端微塵でした。

チャンスが有れば、また何処かで復活するかもしれません。
長い間のご愛顧本当に有難う御座いました。

其の②に続きます

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