和魂汉才　〜螺旋階段な日々〜

オープンして10日程経ちました。
ご来店頂いたお客様、有り難うございました。
残念ながら、まだ知名度も無く淋しい店内です…

こういう時に出来る事、ということで
メニューのご紹介を少々。

今回店を開けるに当たってどうしてもやりたかったこと。
「お客様にお椀（お澄まし）をお出しする」しかも「皆さんに飲んで頂く」
お味噌汁もホッとしますが、五臓六腑に染み渡るのはやはり「出汁」です。

暑い毎日、どうしても冷たいものに手が伸びてしまいがちですが
まず、お椀を飲んで頂き、胃を暖めるのは体にとっても良い事。
暴飲暴食も避けられそうです。是非お試し下さい。
日替わりの内容で30元。皆様に飲んで頂きたいのでお安くしております。

次にやりたかったのが「蒸し物」
酒菜屋ではお客様が多いので、こういった手が掛かり時間がかかる
料理は不可能でした。シェア出来ませんし。
ここならお二人かお一人なのでシェアも出来そうです。

「蕪蒸し」ならぬ「大根蒸し」です。
中にはその日仕入れた白身魚（甘鯛等）が入っています。
優しいあんをかけた京都の名物。是非召し上がって頂きたい。45元
限界まで出汁を含ませ、出汁が溢れ返ってしまう「茶碗蒸し」もあります。

豚バラ肉と肩ロースを和風出汁で長時間かけて蒸し上げた
「豚肉のスープ蒸し」
トロッとろの食感とクリアなスープが美味しいです。
脂は消え、旨味だけが残った脂身がまた美味。
スープも残さず召し上がって頂きたい一品です。55元

白菜の芯だけを使い、蒸し上げた「白菜のスープ蒸し」もあります。

長くなりますので、残りは次回ということで。
もちろんお刺身、お寿司。
その日仕入れた魚も準備しております。

何ヶ月かかったのでしょうか…振り返る気もありませんが。
やっと9月1日にオープン出来ました。
毎回の事ながら、今回も大変でした..

それでは少し店内のご案内を

入り口は脆脆、酒菜屋と反対側。
京基100側です。外から入る様になっています。

表のドアを開けると、階段があります。
階段の上にまたドアがあります。
階段、暗いのでお気をつけ下さい。
そういえば中秋節ですね。満月の様に見えますね。
実は日の丸だったりするのですが、秘密です。
ドアを開けると…

カウンター席です。
色選び、もの凄く迷いましたが、悪くない仕上がりでホッとしてます。

こちらは窓際のお席。思いっきり外から見えますが
それがいいみたいです（現地の方ですよ）

真ん中のお誕生日席。斬新ですが喜んで頂けるか？
あと、お二人用個室が8部屋あります。

全席２人掛けですので、お一人かお二人でしかご利用して頂けません。
日曜日は定休日。その他に、私の不在時は臨時休業となります。
HPにアップさせて頂きますので、ご確認の上お越し頂ければと思います。
営業時間は17:30〜23:00　ラストオーダーは22:00となっております。

誰にも告知してませんので、今はとっても静かでいい雰囲気です。
是非大事な方とお越し頂ければと思います。
ご夫婦で利用して頂けたら嬉しいですね。
企業のトップ同士、個室で密談とかいいですね。

いつ爆発するやもしれません。
ご来店時はご予約頂いた方が確実です。
和魂漢菜　本店
TEL  0755−2594−4943
従業員シフトの手前上、お電話は　15:30以降に御願い致します。

毎日緊張してカウンターに立っております。
皆様のお越しを御待ちしております。
楽しんで頂ける様頑張ります。

引き渡し予定日の朝。
殆ど諦めながらも、僅かな望みを持って現場へ。

「綺麗になってる！！」

もちろん、ピカピカなんて有り得ませんが、
「ちょっと綺麗」
さっそく、問題箇所の洗い出しに。

いくつか、大きめの問題はありましたが
思った程でもなく、施工に関しては一安心。
ただ、図面上では気付かない問題点が次から次へと。
バランスの悪い空間なども多々噴出。
もっと速く気付いていればと思いつつ
無い知恵絞り、追加工事も御願いしました。

最後の問題は「オブジェ」
何も無い壁や伽藍堂の空間を、魅力的なものに変えないと。
かといってIKEAでは買えませんし。
ここからは私の仕事です。今回は手作りでいきます。

では、店内を少しご紹介。
照明調整してませんので、雰囲気はガラッと変わりますが。

カウンター付近　もっと暗くなりますが

窓際のテーブル席からカウンターを望む
ちなみに、全席２名様用テーブルです。
３名様以上はご利用できません。ご了承下さい。

解りにくいですが、２名様用の個室です。

中央テーブル席。問題が…

個室の通路です。

今から、ぐっと色を出していきます。
オープンまで暫くお時間頂きますが
お楽しみに。

井出さん始め、施工会社の皆様。
ご苦労様でした。
もう暫く御付き合い頂きますね。

ストライキ宣言から３日。
不安ばかりが募る毎日。店の前を通っても
相変わらず「俺知らないよ」という空気。
「万里の長城」でも作ってるのかと思わせる覇気の無さです。

ひとりストライキは気分だけ続行しながら、
人目につかぬよう、こっそりと現場へ。
昼休み中で「電気を消して』皆様御昼寝中。
暗いので、何も見えず。怒りは更に増すばかり（笑）

寝起きを襲い、現状をさっと確認。

カウンター近辺は、まぁ出来てるかな。

パテーションも入ってませんし、まだまだ。
店の奥は、汚くて撮る気が失せました。

現場監督が衛星の様に周りを飛んでましたが
無視し続けました。
我ながら女々しい奴です（笑）
とにかく、約束は明日なので
一旦、現場監督とともに撤去して頂きます。

秋までには、出来そうです。

先日、いつも通り現場に足を運んだら
あろうことかペンキを塗っている横で
「現場監督が喫煙！！！』
しかも私に見つかると、吸い殻を床でもみ消し（やがり）ました。
（その床材も私の物です。）
施工会社さんに、即刻の現場監督の更迭を要請しましたが
残念ながら「施工の事を全部解ってるのは彼だけ」
「あと数日なので」という5秒で予測出来る返答。

腹が立って仕方ない。
こんな奴に店を作ってもらってるのが情けない。
オープン前からケチがついた。
（もっとも、書けませんが、もっと沢山ケチついてます）

ということで「ひとりストライキ」を敢行！
２２日の施工終了まで現場に立ち入らない！
と決めました。

が、現場見ないとどうなるか解らない。
やり直しが増え、結局完成が送れ、不愉快な日々も続き…
投げてもいないブーメランが戻ってくる…

こういう事は何百、何千と体験していますが、
結局何の責任も無い人々に何を言ってもダメなんですね。
それをやって欲しい人が責任を取らなきゃいけない。
仕事を御願いしている方が責任を被る。

無慈悲な世界

こうやって、心が鉛になっていく…

このへんでやめときます。失礼しました。