和魂汉才　〜螺旋階段な日々〜

6月4日、無事にリニューアルオープンしました。
時間的にタイトな中、内装業者さんも頑張ってくれました。

初めて納期を守って頂きました！
この国では「快挙」です。
有難うございました。

以前の万菜屋の雰囲気が好きだったので、
できるだけ雰囲気を壊さず、しかも「とんかつ」仕様に。
思いの外、馴染んだと思います。

１F部分。

窓際にロングベンチシートを配備。
お食事だけのお客様は、こちらをご利用下さい。

２F部分

不評だったハイチェアーは全て撤去し、
こちらも一部ベンチシートに。

使っていただきやすい空間になったと思います。
トンカツメニューの他に
この店だけのメニューとして
「鉄板串焼」を32種ご用意しております。
串焼きでお酒を楽しんで頂き、締めで「カツ丼」
なども出来ます。

隅には喫煙室もご用意致しました。

明日からが本式オープン。
皆様に喜んで頂ければ良いのですが。

宜しくお願い致します。
今月いっぱいは日曜日も営業しております。

空気の匂いが夏になってきました。
市場の匂いも得体のしれない発酵臭へと変わってきました。
これに汗の臭いが混じると、いよいよ夏本番。

嫌な季節です。

今年は葉物野菜の具合が悪く、値段も高騰しております。
寒さが長引いたせいでもあるのでしょうが。
そんな中、夏野菜がちらほら顔を出しております。

おくら
最近は一年中出ていますが、常に「世界最大級」のオクラ。
この一週間は、出たての小さな日本サイズ。
傷も黒ずみもなく、美しいです。湯通しして出汁に浸します。

トマト
大体、未完熟なので、2，3日追熟させてから皮を湯向きして
出汁に浸します。このトマト出汁が最高に美味しく、
今年はこれで冷たい麺でも作ろうかなと。

枝豆も出ました。
まだ充実した実の詰まりではないので、ぷっくり系だけを
選別し、炭火で焼きお浸しにしています。
香ばしくて甘くて我ながら美味いと思います。

選考漏れの枝豆は、塩ゆでしてつまみます。
これはこれで美味しい。

早く魚も夏仕様になっていただきたいものです

早速ですが昨日の続きを。

物凄い「巨大」白甘鯛
重さ２ｋｇ　６０ｃｍ超え。
世界最大ではと思わせる大きさです。鮮度抜群（でした）
完売してしまいました。おおきにです。
そして

「活け」アオリイカ。生きてます。
昨日はまだ身が固く、ねっとり感が足りないので
今日が食べごろでしたが「完売」でした。
８００gと大きくなかったので。

今日はこちらを。

久々の「スマガツオ」
でっかいです。大きすぎると身割れとかしてるので
使うの躊躇しますが、今日は大丈夫でした。

「カマス」
小さいのは、皮目をさっと炙ってお造りに。
大きいのは、開いて今干しています。
カマスは干物にして旨味を凝縮させると
最高ですね。脂も良く乗ってます。

至って普通のご報告ですが、
今日はこれまでとさせて頂きます。

継続は力なり

久々の更新であります。
既に営業時間に入りかけております。
今更皆様にお知らせしても、本日限りなので
全く意味のないこととなることを承知で書いております。

１１時半からお客様は来られ、
２時まで皆さんのんびりと食事され、
終わったら片付けて、おすすめ書いて、夜の仕込み。
その間３時間半。気づけば５時半。
営業開始。仕込みも全て終わっておらず。
こういう日に限って、外でお客様開店待ってたり…
有難いことですが。

ブログにと撮った写真は数えきれず。
陽の目も見ずに削除され。

何とかしないととは日々思うのですが。

反省はこれくらいにして、今日の仕入れを。
と書こうとしましたが、
写真のアップに異様に時間がかかっており、
お客様もドンドンいらして頂いてまして、
事後報告になりますが、

続きは明日にさせて頂きます。

刺身から始まり寿司、天婦羅、唐揚げ類、とんかつ、コロッケ
焼き鳥、カレーライス、うどん、蕎麦、ラーメン、おにぎり、白ご飯…

そして「うなぎ」と。

海外の日本料理屋は大変なのです。
まさに「和食のデパート」
なんでもないとお客様に「えっ、無いの？」と言われます。
絶対に可怪しい…と心のなかで呟いております。

で「うなぎ」です。
日本ではほぼ間違いなく「鰻屋さん」で食べます。
後はスーパーでパックを購入し家で食べるか。
居酒屋にはなかなかありません。川魚料理ならありますが。

お客さんは、こちらが「無い」と言うと
「何故日本料理なのに鰻がないのか（現地の方です）」と
バカにされます。それでも日本料理かと！

こちらに出回っている蒲焼きの既成品は
全て死んだ鰻で作っているから臭いし危ないから売らない！

と、わざわざ伝えておりました。

しかし、あまりの「うなぎうなぎ」コールに従業員が耐えかね
市場で生きた鰻を買ってきて、ミネラルウォーターで３日間泥抜きし
〆て、ぬめり取って、開いて、串に挿して、蒸して、焼く
という作業を暫く続けておりました。
なかなか好評で、毎日売切れです。
しかし、あまりの作業の多さと、店の裏が鰻だらけになるという
喜ばしくない状況になり、泣く泣く販売を断念しておりました。

これは〆た後。気が滅入ります。

そこに救世主が現れました。
日本輸出を手掛ける鰻養殖加工業者さんが、
生のまま開いて納品してくれると。

これなら少々手間も省けて、鰻を飼う必要もない。
しかも「ジャポニカ種」
私達が使ってたのは「ヨーロッパ種」でした。
皮も厚くサイズも「大きい」味も違いました。

早速販売開始です。
量もありますから、こういうメニューも出来ます。

「白焼き」
炭火で香ばしく焼き上げわさび醤油で。
そして、定番の「蒲焼き」

他に天婦羅、天丼も。

鰻屋さんには全く及びませんが
努力の甲斐有り、なかなかの仕上がりかと。

年中有ります。
お酒のお供に是非どうぞ。