和魂汉才　〜螺旋階段な日々〜

やっとクリスマスが終わりました。
さぁ、年末、お正月と日本料理屋にとって得意な季節です。
しかし…

今年は皆さん帰国が早い。昨日今日でほとんどの方が帰国されたのでは。
クリスマス終わったばかりなのに、世知辛いことです。
今からが楽しいのに…

帰国された方は無視して（笑）
初めて「今年の新酒」が入ってきました。

今まではルートもなく、輸入もなく、商品あっても信頼感がなく
「ナイナイ尽くし」でありましたが、今年は違います。
懇意にさせて頂いている北京の日本酒ソムリエ様に
日本酒分化促進会様のご協力を賜り
堂々のラインナップとなりました。

愛知の「蓬莱泉」しぼりたて吟醸
福井の「梵」純米大吟醸「生」しかも限定版
青森「陸奥八仙」の「にごり」
福岡「庭の鶯」ひやおろし
和歌山は「雑賀」純米吟醸ひやおろし

全て期間限定、売り切れ御免で本日よりご提供させて頂きます。
開栓すると一気に味が変わりますので「飲みきり」となります。
酒菜屋と和魂漢菜本店でご準備いたしております。

飲んでいただけるお客様は深センに残っているのか…
懸念は尽きません。

数ありません（ほんまです）
お早めにお楽しみ下さい。

昨日利きましたが、どれもいいです！

Merry Christmas！

写真は名士閣の１F。
蛍光灯の下で青白く光る雪だるまと
BGMに流れる「ジングルベル」が
昭和の郷愁を感じさるクリスマスの名スポットです。

ここで記念撮影もいいですね。

素敵なクリスマスをお過ごしください。

今日は準備が忙しいのでこの辺で。

このままでは、いつまでたっても無理。
スタッフが気づく訳もなし。
電光石火でやることにしました。

FUSIONのメニュー更新です。

毎日毎日作っては食べ。
その姿をただひたすら「ボーっと」見ているだけ。
同じことをやらせても「５０％」
見たいように見て、聞きたいように聞いて。
夜はぐっすり眠る。

彼らの準備が出来るのを待っていたら
真夏の太陽が燦々と降り注ぎそうなので。
「出来ないのなら仕事を変えてください。」ということで
思いっきり力技でスタートしました。

超特急でメニュー最終仕上げして印刷。
この印刷がまた時間がかかる。
前は、物凄く早かったのに、メーカーさんが来てIPアドレス変更
してから、調子最悪。２枚プリントするごとに機械が考え込む。
クレーム入れるも問題ないの一点張り。日本人に来てもらおう。耐えられない。

順番に並べてメニューブックに差し入れる。
手前は全メニュー自分たちで作らせているところ。
本日の賄いはこれ。
まぁ、食べるだけ。それにしても遅い。
この件に関しては明日にでも書きます。

あろうことか、メニューブックのページが足りない…
思考が止まるスタッフ。

今日はクリスマス前の月曜日。
お客様が一番少ないと思われる日。
今日しかなかったのです。
明日ならきっとクレームの嵐。

心底疲れました。
明日もう一度引っ掻き回そう。
緊張感のない店にお客様は来ないですから。

営業開始してもまだ作り続ける。

正解が何か解って作っているのだろうか…

日本からしたら、大した気温でもないのでしょうが
「さぶい」ですよね。太陽の恵みがいかに有難いことかを改めて感じます。

それはさておき。
店で使用しているオーストラリア産サーロイン。
整形するときに出る「牛すじ」の安定入荷が始まりました。

これで５ｋｇ．
２種類混ぜて使うので都合１０ｋｇです。
綺麗なすじ肉です。
こっちで手に入る「すじ」は「ゴミ」かな？と
思うくらいの劣悪品なので、使えませんでしたが…

今日からこれをふんだんに使って

「牛すじ鍋」です。
かつおだしと牛すじを炊いたスープを混ぜた出汁で
キャベツ、ニラなどの野菜と牛すじをじっくり炊き
極上スープごと味わって頂きます。
締めはこれまた極上「すじうどん」

しびれますよ。

和魂漢菜で本日から。
酒菜屋は明日から。その他の店も順次開始いたします。

そして和魂漢菜だけのもう一つのお楽しみ。

「すじ煮込み」
レシピ、パクられるので他店では売りません。
大層なレシピではないので、食べればすぐわかるでしょうか。

クリスマスが近づいてまいりました。

憂鬱です。
きっと人足りない。

昨夜、古くからの友人（先輩）からメールが有りました。
長い間こちらで働いてられたのですが、会社をお辞めになり
山芋（自然薯）農家へ転身とのこと。
やっと納得できる山芋が出来たということで連絡いただきました
www.nishimura-nosan.com
HPもできたてホヤホヤで、カード決済はまだ出来ませんが
こだわりの方がこだわった自然薯。旨いに決まってます。

日本で住んでたら、直ぐに購入するのに。

そして今朝、いつもの通り市場で仕入れ。
野菜売り場で遭遇しました。

今まで１７年間見たこともない立派な「山芋」
「夢は正夢」とでも言うのでしょうか。

こんなに立派です。
ずっとこのまま飾っておきたい気分。
オブジェにも最適です。

皮を向いても傷んでるところもなく
ほんのり黄色で肌理も細かい「上物」です。

こうなれば、中国初の「月見とろろ」でしょう。

いやぁ、美しい。味も濃厚。粘度も抜群。
お出汁で伸ばして、卵の黄身落として。

決して上品ではありませんが
風邪の予防にももってこいです。

今日一番のオススメです。

シェアは出来ませんよ。
出来ないことはないですが…